第32号 (冬)イワシのかぶら蒸し
旬の食材を使用し美味しくて眼に良いメニューを紹介する「栄養課だより」第32号は、来月(2月)の行事「節分」にあわせて「イワシ」と、年末年始の食べ過ぎにより弱った胃腸を労う、今が旬の「蕪(かぶら)」を使った料理をご紹介します。
西葛西・井上眼科病院
管理栄養士 中井剛
管理栄養士 中井剛
● オススメレシピ「イワシのかぶら蒸し」
難易度 | ★★☆☆☆(少しやさしい) |
時間(目安) | 約30~40分 |
栄養成分値 186kcal
たんぱく質・・・10.6g
脂質 ・・・ 8.1g
炭水化物 ・・・16.3g
塩分 ・・・ 2.0g
脂質 ・・・ 8.1g
炭水化物 ・・・16.3g
塩分 ・・・ 2.0g
材料(2人分)
イワシ缶詰 (水煮または味付) |
1缶(今回は90g) |
しめじ | 30g |
人参 | 10g |
蕪 | 1個 |
卵白 | 1個分 |
塩 | 少々 |
柚子皮 | 少々 |
蕪葉 | 少々 |
材料【銀あん】
A | だし汁 | 150cc |
酒 | 小1 | |
みりん | 小1 | |
白だし | 小1 | |
B | 水 | 小1 |
片栗粉 | 小1 |
● 作り方
1
蕪は皮をむき、すりおろしてザルにあけ軽く水を切る。人参は型で抜き、しめじは石づきを取りほぐしておく。柚子皮は適量刻み、水にさらしておく。蕪の葉は色よく茹でておく。
2
鍋にAを入れ軽く煮立て、①の人参としめじを入れ火を通し、別皿に分けておく。その後Bの水溶き片栗粉でトロミを付けて「銀あん」を完成させる。
3
卵白に塩少々を加え泡立ててメレンゲを作る。(ツノが立つくらい)
4
①の蕪と③を合わせる。メレンゲの泡をつぶさないように、すくい上げるように混ぜる。
5
耐熱皿にイワシと②のしめじをのせ、④をこんもり覆うようにのせ、ふんわりとラップする。
6
電子レンジ500Wで1~2分加熱。(様子をみて必要なら追加で加熱する)④が固まったら取り出し、②の銀あんを掛け、②の人参と①の蕪の葉、柚子皮を盛り付ける。
●DHA、アミラーゼ
イワシに含まれる「DHA」は眼の網膜に多く存在し、眼の血流を改善する効果があります。血流が改善することで、視機能の改善を助ける効果が期待されています。また蕪に含まれる「アミラーゼ」は消化を助ける働きをしますので、弱った胃腸を労うために積極的に摂取すると良いでしょう。