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網膜硝子体手術


網膜硝子体とは

主な対象疾患

黄斑円孔、黄斑前膜、黄斑浮腫、糖尿病網膜症、硝子体出血、増殖網膜症、
網膜静脈分枝閉塞症、網膜中心静脈閉塞症、網膜出血、網膜剥離など

網膜」はカメラに例えるとフィルムの役目を果たす部位です。網膜の細胞が眼に入った光を感知し、視神経を介して脳に信号を伝える重要な働きをしています。

その網膜の表面に接していのが「硝子体」という部位です。眼球の大部分を満たす透明なゼリー状の組織で、眼内に光を通す役割と共に、眼球の形状を保つ働きをしています。

これらの部位に異常が起こると(硝子体の濁りや出血、網膜が眼底から剥がれる、網膜に穴が開くなど)、視力低下、物が歪んで見える、視野の異常、飛蚊症などの症状が現れます。

手術の内容

最初に局所麻酔をした上で、白目の部分に約0.5mmほどの小さな穴を3ヵ所をあけていきます。

1つ目の穴から眼内灌流液を流し込み、眼圧を保ちます。2つ目の穴からライトで眼内を照らし、3つ目の穴から硝子体カッター等の手術器具を挿入して、硝子体や網膜上に生じている病変を取り除いていきます。疾患によっては内側から網膜を押さえるために医療用のガスを注入する場合があります。

網膜硝子体手術は、精密で高度な技術が求められ、眼科治療の中で最も高度な手術のひとつです。近年、手術や機器の発達により、手術可能な疾患も増えて、クリニックでも安全に手術ができるようになりました。

治療費の目安

自己負担 費用
1割 上限18,000円まで
2割 上限18,000円まで
3割 約100,000~180,000円
  • 片眼のみの費用です。
  • 治療内容により費用は前後いたします。
  • 70歳以上の方などには高額療養費制度が適用され、2割負担の方は18,000円が上限となっています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

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