白内障手術
白内障手術をご検討の方へ
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白内障とは
白内障について
一度白く濁ってしまった水晶体は、手術以外で治すことは出来ません。症状が進行している場合は、水晶体を取り除き、人工の「眼内レンズ」を代わりに挿入する手術が必要となります。
主な自覚症状
□ かすんで見える □ ものが二重、三重に見える □ メガネが合わなくなる □ 光がまぶしく感じる (夕方の運転時のヘッドライトなど) |
※他の病気の可能性もあるため、気になる場合はご受診ください。 |
光をよく通して
網膜にきれいに像を結ぶ
光の散乱や光量の減少が起こるため
網膜にきれいに像が結べず見えにくくなる
手術までの流れ
手術までの流れ
術前検査 |
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手術3日前 |
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手術前日 |
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手術当日 |
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手術の方法
- 通常の手術は10分ほどです(眼の状態により長くなる場合があります)。
- 麻酔の目薬を点眼するため、手術中に痛みは通常感じません(痛みがある場合、麻酔を追加していきます)。
【STEP1】
角膜を2㎜ほど切開する
【STEP2】
水晶体嚢を切り取り
濁った水晶体を吸引する
【STEP3】
残した水晶体嚢の中に
眼内レンズを挿入する
当日の注意事項
- 手術をした目には眼帯をします。もう片方の目が見えづらい方には、透明な眼帯もご用意しております。
- 手術当日の滞在時間は約2時間ほどです。
- 帰宅時など手術当日に不安な方は、付き添いの方と一緒にお越しください。
手術後の注意点
以下は目安とお考え下さい。ご不明な点等ございましたら、医師にご相談ください。
手術当日 |
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手術翌日 |
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1週間後 |
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1か月後 |
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眼内レンズについて
眼内レンズの種類
眼内レンズは、大きく分けて「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の2つあります。患者さまの職業やライフスタイルに応じて、眼内レンズを選択できます。
【単焦点眼内レンズ】
メガネをかけることに
不便を感じない方にオススメ
【多焦点眼内レンズ】
日常生活でなるべく
メガネを使用したくない方にオススメ
レンズの種類 | 単焦点眼内レンズ | 多焦点眼内レンズ |
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ピント | 〇 (1つに合う) |
◎ (複数に合う) |
ピント範囲 | 小 | 大 |
見え方 | ◎ (ピントの合う部分のみ) |
〇 (多焦点より低い) |
費用 | 約2~6万円 (保険診療) ※医療費の負担割合による ※レンズ代も含む |
保険診療 +レンズ代:約16~29万円 ※レンズ代は全額自己負担 |
※2 目の状態によって適用が限られます。
多焦点レンズの特徴
※見え方に慣れるのに数か月要する場合があります
※緑内障や黄斑変性など、他の眼疾患がある場合は多焦点レンズの適応になりません
多焦点レンズの注意点
白く膜がかかったように見えたり、鮮明さが落ちる場合があります。
<通常の見え方>
<コントラスト感度が低下した見え方>
夜間に光のにじみを感じることがあります。個人差はありますが、時間と共に慣れていくケースが多いです。
・ハロー・・・光のまわりに輪ができたように見える現象
・グレア・・・光が飛び散りまぶしく見える現象
<通常の見え方>
<ハロー・グレアの見え方>
手術費用の目安
自己負担 | 費用 |
1割 | 約18,000円上限 |
2割 | 約18,000円上限 |
3割 | 約60,000円 |
- 手術の内容により費用が変わることがございます。
- 70歳以上の方などには高額療養費制度が適用され、1割および2割負担の方は18,000円が上限となっています。詳しくはこちらをご覧ください。
多機能眼内レンズの種類(ピント) | 乱視の有無 | 金額(片眼・税込) |
2焦点回折型(遠方・近方) | 無 | 187,000円 |
焦点深度拡張型(遠方~中間) | 無 | 176,000円 |
有 | 198,000円 | |
無 | 286,000円 | |
3焦点回折型(遠方・中間・近方) | 無 | 198,000円 |
無 | 286,000円 | |
有 | 308,000円 | |
連続焦点型(遠方~近方) | 無 | 286,000円 |
無 | 297,000円 | |
有 | 308,000円 | |
有 | 319,000円 |