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[第5回] 緑内障検診のお知らせ


2023年9月1日

緑内障による失明ゼロを目指して

緑内障は日本人の視野障害の原因の第1位となる病気です。視神経の障害で、無自覚にそしてゆっくりと視野が狭くなるのが特徴で、失った視野は回復することがありません。そのため視野が欠ける前の段階「前視野緑内障」の発見がとても大切です。
発症リスクの高くなる40歳を過ぎたら緑内障検診をぜひご受診ください。

※「前視野緑内障」とは…
視神経の障害が始まっているにも関わらず、視野の狭窄が始まっていない状態のこと。「三次元眼底解析検査(OCT)」で、緑内障発症前の視神経障害を早期発見することが可能です。

緑内障とは

自覚症状に気づきにくい病気

緑内障は「眼圧が高くなり、視神経乳頭がダメージを受けて起こる病気」です。厚生労働省の調査では、60歳以上の10人に1人が緑内障であると言われていますが、9割の人に「自覚症状がない」ことが報告されています。なぜなら、人はモノを見る時、左右の目で補うため、どちらかの目に異常があっても気づきにくいためです。無自覚に、そしてゆっくりと視野が欠けているこの病気、その特徴ゆえに海外では「視力を奪う静かな泥棒(The silent thief of sight)」と呼ばれています。

「OCT」の有用性

緑内障の分類の一つで特に重要なものが「正常眼圧緑内障」です。
これは日本人の緑内障の7割を占める最も多いタイプのもので、眼圧が高くなくても緑内障が発生するため、眼底検査や眼底カメラなどの機器で検査が必要になります。当院の検診では「眼底三次元画像解析(OCT)」という機器を用いて、視神経や網膜の状態をくわしく分析することで、視野が欠ける前の段階での緑内障である「前視野緑内障」の時点で異常を発見することが可能です。

OCT検査画像
(正常な場合)

薄くなった視神経線維
(赤いエリア)

検診内容

対象者

現在、眼科で治療を受けていない方
※目に症状がある方は診察となります(当院まで電話にてお問い合わせください)。

受診方法

当院まで直接お越しください(予約は不要です)
※月曜日AM、木曜日PMおよび休診日は除きます。
月~金 (AM)9:15~12:00/(PM)14:00~16:30
土曜日 (AM)9:15~12:00のみ

料金

500円(税込)

注意事項

・検査のためコンタクトレンズを外して頂く必要があります。
・自由診療のため、当日の保険診療は行えません。
・より詳細な検査項目をご希望の場合は眼科ドックをお勧めしております。
 ※詳しくはこちらのページをご覧ください。

検査項目

≪眼の硬さを調べる≫目の表面に空気を吹き付けることで、眼圧を調べます。

≪視神経の厚さを計測する≫視神経に障害がないかを調べます。この検査で緑内障の早期発見が可能です。

≪前眼部の異常を調べる≫眼に細い光を当てて緑内障かどうかを確認。合わせて白内障などの疾患も診ていきます。

もし病気が見つかったら

一般眼科外来にて緑内障の診療にあたります。ご希望の方、または高度な治療が必要な場合、緑内障が専門である井上賢治医師の「緑内障外来(月2回)」へご案内しています。治療は長期にわたり、緑内障の病型や経過は患者さまにより様々です。二人の医師が連携し、安心して目の治療に専念できるよう万全の体制で診療いたします。

※緑内障外来についてはこちらのページをご覧ください。

井上眼科病院グループ
理事長 井上賢治

日本眼科医会 常任理事
日本緑内障学会 評議員

アクセス

【電車でお越しの方】
  JR「札幌駅」より地下道にて直結 徒歩約15分
  札幌市電「西4丁目停留場」 徒歩約5分
【地下鉄でお越しの方】
  札幌市営地下鉄「大通駅」 37番出口直結
【バスでお越しの方】
  「南1条バス停」より 徒歩約1分

◆クリニックまでのアクセスはこちら

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