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目の病気と井上眼科

眼瞼・顔面けいれん

眼瞼けいれんとは

眼瞼けいれんは、自由に目を開けることがしにくくなったり、まばたきが増えたりする、いわば眼の開け閉めのスイッチが故障した状態になる病気です。男女比はおよそ1対2.5~3で女性に多く、40~50歳以上の年齢層にみられます。

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眼瞼けいれんはなぜ起こる?

眼瞼けいれんの症状は主に眼の周りに起こりますが、その原因は、実は脳の神経回路の不調にあります。発症のきっかけとなる危険因子として、心理的ストレス、遺伝的素因(家族性)加齢、薬物の使用、化学物質への暴露などがあると考えられています。 特に目立つのは薬物性眼瞼けいれん(約40%)で、原因となる薬物として、向精神薬、抗不安薬、睡眠導入薬が挙げられます。

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眼瞼けいれんの症状

重症の眼瞼けいれんでは、上下の眼瞼は固く閉じられ、無理に手で開けようとしても、容易に開きません。眉根筋、眉毛皺縮筋がれん縮し、眉根には世小じわ、眉間には深い縦じわの入った特有な顔貌を示します。
ただし、このような重症例はまれで、多くの軽症例、中等症例では健常者と変わらない表情であるため、他人にはほとんど気づかれません。
しかし、いつも眼のことが気になって困る状態にあり、特に「まぶしい」「眼をつぶっていたほうが楽」「眼を開いていられない」「片眼をつぶってしまう」などの症状が多くみられ、人によってはものにぶつかりやすかったりします。

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眼瞼けいれんの治療方法

薬物性眼瞼けいれんならば、きっかけとなっている安定剤、睡眠導入薬などの連用を可能な限り減量・中止し、化学物質にさらされる環境があれば、その環境から遮断するようにします。
眼瞼けいれんを根治的に治す方法は残念ながらありません。対症治療(症状を和らげる治療)として、井上眼科では遮光眼鏡+クラッチ眼鏡を副作用のないよい方法として勧めています。また、ボツリヌス菌が産生する麻酔効果のある物質から作った薬を眼の周囲の皮膚に少量注射して、眼をつぶる力を弱める方法は世界でも第一選択肢となっており、当院でも延べ7,000人近くがこの治療を受けています。

顔面けいれんとは

顔面けいれんは、顔の片側の筋肉が勝手に収縮したり、ぴくぴくしたりする病気で、正式には「片側顔面けいれん」といいます。

顔面けいれんはなぜ起こる?

顔面けいれんは、片側の顔面神経が脳幹から出てくるところで血管とぶつかり、興奮させられておこるものが大半です。

顔面けいれんの症状

顔面けいれんは、片側の顔全体の筋肉の勝手な運動がおこったり、中には耳鳴りを伴ったりすることもあります。また両側にけいれんが起こることは非常にまれです。

顔面けいれんの治療方法

顔面けいれんの治療には、神経と血管がぶつからないようにする脳外科手術が最も根治的な治療ですが、数時間を要する手術で若干のリスクもあります。最近はボツリヌス菌が産生する麻酔効果のある物質から作った薬を少量注射して、いわば麻酔によってけいれんを止める方法が主流になりつつあります。効果は、3~4か月です。

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